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未熟児ちゃん、リハビリの経過観察 [超低体重出生児828g~天使からの贈り物]

NICUを退院する直前、私はリハビリ科の理学療法士さんを紹介されたのです。
その時は、息子はクベースの中に長期間居たので軽い運動が必要なのかな?という程度でしか、感じていなかったのですが、毎日教わったリハビリを行い、1週間に一度経過観察をしてもらうのですが、あまり良い反応が見られませんでした。

何故、リハビリが必要なのか、それは、息子の足に単発的な動きが見られた為です。同じ動作しかしてないのです。
生後直ぐに、酸素吸入しますが、その時の酸素量によって脳性麻痺に掛かる可能性が大きかったのです。 

日本に居る間のリハビリは、理学療法士さんとの信頼関係もあったので、絶対元気に走り回ってくれると信じて、毎日愛情を込めて、リハビリを続けていましたが、上海へ戻る事になり、今後、リハビリの経過観察を何処でするか? それが、一つの大きな問題でした。

上海市内の医療機関を探し回り、紹介された小児科、理学療法士に面会へ行きました。
修正で6ヶ月頃でしたが、リハビリの経過観察を紹介された上海の理学療法士にお願いしにいくと、2~3分息子を観察して、”脳性麻痺の可能性が高いですよ。脳性麻痺だったら、リハビリをしても治りませんよ”と言われ、頭の中が真っ白になり、帰りのタクシーの中で涙が止まりませんでした。
息子を抱いて帰るタクシーの中で、外はお天気も良く、歩く人々が、幸せそうに見えるのに、私だけが何で次から次へと悲しい事が起こるんだろう・・・と思っている時、息子が小さな手で、私を力一杯抱きしめて引き寄せました。ただただ涙が溢れ、胸が張り裂けそうになり息子に「こんな弱気なお母さんでゴメンネ・・・」と心の中で呟き、ギュっと息子を抱きしめて家に着くまで頭の中は混乱したままでした。
その時の目に映るもの全てと、悲しみ、病院、全てが今でも忘れられません。 

歩行器についての記事の中で、歩行器を何故勧められないか、きっと、それは未熟児ちゃんは、両足をクロスしたり、指先に少し力を入れる傾向があるらしく、きっと、観察時に心配される一つだからじゃないでしょうか?
中国は、一人っ子政策でもあり、先ず1000g以下での出産は、先日ニュースになるほどで、殆ど経験が無く、脳性麻痺の目安の一つとして、足をクロスさせたり指先に力が入る傾向があると説明されることが多いようです。また日本語での説明の仕方が悪かったのでしょう。と、後になって、その理学療法士さんからも、弁解があり、私も納得したのですが、やはり告知をする言い方によって心にどれだけの衝撃があるのかということがわかった一日でもありました。
ただ、中国にも本当に優秀な医師はいます。 

でも、私は、出生時から経過観察をしてもらっている病院での安心感は移動の大変さに変えられないもので、安心するまでは、日本へ帰って、検診、リハビリの経過観察は続けようと、今も絶えず息子と飛行機に乗って帰省します。日本へ帰る気晴らしにもなるし、おじいちゃん、おばあちゃんも会える楽しみが増えたと喜んでいます。

日本では、息子に合ったリハビリ方法は、ボバース法を取り入れられました。
ボバース法とは、脳性マヒに用いられるイギリスの半世紀前から取り組まれたリハビリ方法です。

リハビリついては、治療法として様々な考え方もあり、論争の対象にもなっています。各治療法について、私自身それほどわかっているわけではないので、どの方法がいちばん効果あるかという話ではありません。しかし、脳性マヒという障害をどのような考え方で治療するかという点については知っておくと、広域で訓練が出来ると思います。

<主な訓練法の考え方>
1、ボバース法
神経生理学的アプローチと言われる方法の代表的なものです。神経生理学的アプローチは従来の整形外科的な方法に対してという意味で言われています。脳性マヒに対しては神経発達学的アプローチとも言われています。脳性マヒ児の運動の主要な問題点として、異常姿勢トーン、相反神経支配の異常、定型的な姿勢・パターンをあげ、それに対しては異常なものを抑制し、正常なものを促通することを行います。
 また、脳性マヒをタイプ別に分類し、それぞれの特徴的な異常発達をとらえ、それをできるだけ防ぐ方法を具体的に考案しています。方法としては常に個別的な対応であり、ハンドリングを重要視しています。そのとき、キーポイントオブコントロールを用いています。訓練の時間に修得した動作を、日常生活でも行えるように介助の仕方、課題の設定や、道具などの工夫も行っています。

毎日、日本で教えられたリハビリを続けながら、両手、両足の指先まで一つ一つ伸ばすように全身の筋肉を柔軟させるマッサージも自分なりに加えてみました。
ただ、幼児時期のマッサージは、体力をかなり消耗させてしまうので、その日の様子を見ながら無理をしない事を心掛けて行います。

最初は、使っていない筋肉を伸ばす為、痛がって泣くこともあったり、一つ一つ与えられたリハビリに、時間が掛かっていたけど、今では簡単にこなし、リハビリを楽しむようにもなったのです。

修正月の8ヶ月に入ると、ハイハイもするようになり、両手を使って、スプーンを持ち替えたり、ガラガラを持って、手首を使って遊びます。
鏡に映る母親と、いないいないバア~と遊んで大きな声で笑ったり、お煎餅も上手に持って食べています。 一つ一つ、ゆっくりですが、成長が見られることが、一番の幸せかもしれませんね。
未熟児ちゃんは、ひと回り小さく、成長もゆっくりかもしれませんが、私達夫婦にとって天使からの贈り物のように、大切な大切な子供なのです。

また暑い夏が来て、この暑い上海で、息子が生命を授かってから1年を迎えます。 
息子の誕生日は私達夫婦にとっても、何事も無く、すくすくと成長してくれた、周りの方々と全てへの感謝の日になる事でしょう。 


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cacocoa

mykairaさんも、赤ちゃんも、辛い思いされながら、リハビリとってもとっても
頑張りましたね。使っていない筋肉を伸ばしたり、の時は、赤ちゃんも痛がって
泣いて、きっとママも辛かったと思います。
今は、痛い時期を乗り越えて、楽しめている、ということですが、それは
ベビーマッサージ、と考えても良いんじゃないかなって思います。
モチロン、理学療法士さんと相談しながら続けていかれるのだろうと思います
が、赤ちゃんのリハビリってママが赤ちゃんの体を触りながら行うことなので、
痛い時期を乗り越えたらそれは楽しいベビーマッサージ♪
スキンシップのひとつでママも赤ちゃんも気持ち良いベビーマッサージって
考えたら、リハビリも少し楽しくできるのではないかな?って思いました。
日々の成長、かわいくて愛しいですね。私も早くママになりたい~!
言葉の暴力はほんと、悲しいです。
by cacocoa (2006-06-29 13:34) 

mykaira

ベビーマッサージ!!そうです。NICUを退院する前に、教わりました。
スキンシップになりますよね。生まれて直ぐに抱きしめる事が出来なかった為、ベビーマッサージは一番肌の触れ合いができる一日の楽しみでした。
今も、お風呂上りにお腹を擦ったり、手、足・・・話し掛けながら楽しんでいます。そうすると落ち着くのでしょうね。ぐっすり眠れるようです。
by mykaira (2006-06-29 16:18) 

gottu329

子育ては本当に大変なことが多いですが、
元気に成長してくれることが一番ですね。
私はまだまだ新米。mykaireさんのように早くいい親に
なれるといいのですが・・・
by gottu329 (2006-06-30 00:10) 

mykaira

私はまだまだ良い母親だと言えません・・・。手抜き、息抜きばかり。私がストレスを溜めると、息子に伝わってしまうと思ってなるべく完璧な母親になろう!と、思わないようにしてるんですよ。ただ、私が寂しくて息子にベッタリ。息子に遊んでもらってるような気がします(^^;)
by mykaira (2006-07-01 02:30) 

ayami

どーも!ayamiです。^^

Tokyo(五反田)から、これからも見守り続けます。
応援してるよ、頑張って!
by ayami (2006-07-04 12:37) 

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