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俺は、大根なんだ!! [中国の言葉]

男:俺は大根なんだ!
女:そうだったの?でも、私も大根よ!
この会話を聞くと、かなりイカれたカップルだな・・・と、引いちゃいます・・。
実は、これ、中国の若者の間では普通に言ってるらしい・・・。

ほらっ、この大根見てください!
IMG_3610.JPG
中は赤くて外は青白い、中国の前菜(冷菜)でよく見かける、紅大根。
表面は、熟れてなさそうな色の大根に見えるけど、実は中身は情熱的な赤色です。
味も、黒酢が掛かっているのもあったり、びっくりするほど美味しいですよ!

そう、この熟れてなさそうな大根の中は情熱的な紅色なんです。ってことで・・・・
”俺は平然と見えるけれど、中身は情熱的なんだ!”(翻訳)
そう表現するときに使う言葉だそうです。

「私も大根よ!」
って・・・・日本では、だいこん足とか・・・大根そのものを想像して綺麗ではないことを想像しちゃいますが・・(笑)

この際なので、言わせて貰います。
”私も大根のような女なのよ~!”
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”激流中国” 上海から先生がやってきた! [中国の言葉]

3月2日日曜日PM8:00~(中国時間)「激流中国」NHKスペシャル 

日曜日の夜は、久々の家族揃っての夕食。
TVをつけると、NHK総合しか日本語放送が見れない私達は今夜、中国の激流 
”上海から先生がやってきた~貧困の村で~” を見ることに。  nsp080302a.jpg

コーディネーターは、中国の有名な作家・ジャーナリスト、莫邦富(モウバンフウ)鋭い目線で今の中国の格差を訴える番組でした。

貧困を助ける支援プロジェクトで、上海の優秀な大学を卒業した若者が、外資系企業からの就職の誘いを断り、貧しい農村の高校で一年間のボランティア教師となることを決意し、1年間農村で過ごし、色んな事を感じ、何が起こっているか体験していく姿です。

上海から電車で2日間離れた最貧困地域、寧夏回族自治区西吉県で過ごし、最初は戸惑いばかりで、トイレにはドアも無く、アナがあるだけのトイレに、遠く離れた生徒の為の宿舎を訪問すれば、ぎゅうぎゅう詰めで寝るだけの宿舎、夜になれば、学校の一部で灯される窓の明かりでボロボロの教科書を暗記する生徒達、食事は”莫莫<モウモウ>”と呼ばれる、小麦パンの様な具の無い饅頭、それを一つ、箱に収め、1週間それだけを食べる。先生としてやってきた上海人の彼女が、「栄養は足りてるの?」と聞けば、「食事は腹を満たせればいい」と。
貧しさから抜け出すために、一心不乱に進学を目指す子供達の姿。

ある子は、授業の合間に走って学校を出る姿、後でその子に理由を聞くと、4歳でお父さんは亡くなり、母が腰の骨を折って痛みで家事ができないから、学校の合間に家事をしに帰っている。弟は姉を大学に行かせるため、自分は学校へは行かず、家の借金もあり、畑仕事で父親の代わりになろうと頑張っているのです。
大学へ進むにもお金は掛かり、8千元(約13万円)の借金は銀行の利子だけでも1万元(約16万円)、上海人の彼女は、その子と一緒に何とか借金の返済だけでも減額できないか、一緒に銀行へ掛けよってはみるものの、「働き手が居るなら、減額はできない。」「利息は全国で統一されている規則だ。」と言われるだけ、上海人の彼女は、「大都会と農村で収入の差が大きいのに、利息が一緒なのは理不尽だ。」と言い寄っても相手にされず、非情な経済の論理が急速に農村を蝕んでいる実態を知るのです。
そして、彼女は「私は、苦労も知らず、両親に大事に育てられた・・」「今の私には何もしてあげれない・・」と涙するのです。

こんなにも、大都会と農村との違いに、彼女は今の中国の問題を大きく感じ、色んな事を学んだと思います。
そして、この子を送り出した両親にも、子供を思う親の愛情さえ感じたのですが、私はこの番組をみて、大学卒業したばかりの若い女の子には、本当に辛すぎる経験だったんじゃないかと、彼女の思いと、貧しさから抜け出すために一心不乱に進学を目指す子供達、家族の思いを考えると、私まで辛く涙が溢れそうになったのです。

実際に、上海にも出稼ぎ労働者は多く、犯罪に走ってしまうケースも少なからず、生い立ちを辿っていけば、現在の中国の悪循環が都会との貧富の差に繋がっているんじゃないかと・・。
競争社会で、学ぶことがどれだけ大事なのか、また期待される子供達のプレッシャーは大きく、10代で家族を養わなければならない現実、この子供達に自由さえなく、心からの笑顔が訪れる日がくるのだろうか、そんな事を色々考えさせられた1時間の番組でした。

再放送は、2008年3月4日(火)[水曜午前] 深夜0:10分~0時59分  NHK総合 / 日本時間
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狗の眼で人を看る [中国の言葉]

上海人の女性経営者でもある友達が、家に遊びに来たときの事。
 彼女とは、4年の付き合いでビジネスとプライベート共に、何時も、色々な話しで盛り上がる。
ある日、彼女が”日本人とのビジネスをしていると、女性で経営者だというだけで、”狗眼看人(guo yan kan ren /犬の眼で人を見る)”な人によく会いますよっ!”と。
 狗の眼で人を看る?どういう意味?と聞いてみた。
 例えば、彼女がビジネス先で、初対面である相手と商談中。相手は日系企業の責任者。 
挨拶から始まり、世間話をしながら、相手は既に彼女より自分の立場が上だと認識しているのが態度からも伝わる。 ところが、彼女が、中国政府、或いは先方の取引先の重役と長い付き合いがあるなど、強力なコネがあると話した途端、”あっ、そう!そうゆう繋がりがあるの~!”と、
態度が豹変。また、対応や話し方も変わる。  その時、彼女には、その人が狗に見えたそうです。(笑)  この例は、あまりにも豹変し過ぎですが(笑) でも、そうゆう人・・実際に居るんですよね。
 中国では、相手を見て自分にとって有利な人だと態度を豹変する人の様を、”狗眼看人”と、言うそうです。 特に、女性がビジネスをしていると、そうゆう人と遭遇しやすい・・・。
私の前職場関係にも、確かに何人か居た。 でも、そうゆう人はやはり中国人スタッフや、部下からも慕われていなかったな・・。
 私は、出産後に退職しましたが、女性でも、結婚しても、出産しても、以前の私と変わらず接してくれる前職場の人も居ます。 今でも復帰に声を掛けてくれ、私を必要としてくれるだけでありがたく、いつか何かの力になれればと思っている程。 でもそうゆう人は、既に出世してるんですよねー。
  言葉や文化、生活環境が違っても、又、女性だからといって差別的な眼でみていると相手には伝わるものですね。  
 私も気をつけないとな~・・・。  ワンワン♪
 ** 意味は無いけど、上海TVタワー **


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”あの子” ”その子” の使い分け [中国の言葉]

先日、上海人のお宅で家庭料理をご馳走になり、100年は経つという老房子(住居)の中を見せてもらいました。     
二階建てで、一階は(日本の様に床方式ではなく)土間に食卓テーブル4人座れば精一杯のスペース、入り口横に急斜面の階段があるので、上がってみるとベッドが一つ、家族2~3人がこの二つの空間に住んでいる。彼女によると、昔はここに10人は住んでいたらしい・・・。勿論、空調もなく、冷蔵庫、TV、棚があるだけの空間。
家に入ると、コートを脱ぐという習慣になっていたが、寒くてコートを着たままで手作りの家庭料理をご馳走になる。 食事を終えても人が1人通ることがやっとな空間で、息子もじっとしていられないので、外へ出掛けることに。 扉を開けると、台所、と、いっても土間に何家族が共同で使用するようになっていて、それぞれガスなど区別している。見知らぬおばさんが、何か料理の支度をしていたらしく目があった。ちょっとお辞儀をして外へ。
すると、今度は、敷地内で白髪のお婆さんに出会うと、息子を見て何か言い始めた。。。。                    今日に限って、曇り空の上海は気温も低く、息子の靴も忘れたので、思わず私は”また説教される~!”と思った途端、「あの子は寒くないのかね~」「風邪引いてしまう」・・・ぶつぶつ・・・ ぶつぶつ言いながらでも、私が取り出したハンカチを見て「これがいい。」と言って、息子の膝に掛けてくれる。      

 中国では、見知らぬ人でも靴を履かせてなかったり、寒そうな格好をしてると、必ず「何でこんなに薄着なんだっ!風邪を引いてしまう!」ぶつぶつ。いきなり、すれ違いざまに説教されるのには戸惑ったものです。  中国では昔から、足から風邪や病気が体に入り込むという、特に大陸気候の寒さを知っての事。 
早速、食事をご馳走してくれた彼女が、自分の靴下を部屋へ取りに行き、息子に「これでも履かせた方がいい!」と、履かせてくれた。                    本当に世話好きだけど、この優しさが上海生活で疲れた心を癒してくれる時もあるんですよね~。
 
特に、お年寄りの方に声を掛けられますが、よく聞いていると、「那孩子」(あの子)という呼び方です。  縄張り意識が高い日本人は、「これ」「それ」「あれ」と、3つを使い分けるのですが、中国では、指示代名詞は、「これ」「あれ」の二つしかない。
しかも、「これ」の範囲は日本語の「これ」よりずっと広く、何千キロ何万キロと離れていても、「ウチの子」である以上、中国人の感覚では永遠に「這孩子/ ヂャーハイズ(この子)」なのだそうです。
 では、他人の子になると、どう呼ぶかというと、「那孩子/ ナーハイズ(あの子)」という意味になる。分かり易い・・・。 中国人が大まかに感じるのは言葉からかもしれませんね・・。
       (小さく見えるお婆ちゃん)      別れ際、随分歩いて後ろを振り返ってみると、あの白髪のお婆ちゃん、ずーーーっと私達の帰りを見送ってくれていた!! 日本に居る曾祖母ちゃんを思い出して親しさを感じた瞬間。日本では、こんな風景は目にしないので、ふっと、心の中で、まさか怪しい者と思われてるの?!と、ちょっと疑心暗鬼にもなってみたりして。          
 ”再見!/ザイジェン!(さようなら)” と言って手を振ったら、ずっと手を振って見送ってくれた。  
ありがとう~~~おばあちゃ~~~ん!また来るからね~~! ←でも、遊びに行ったお友達に「貴女のお祖母ちゃん?」って聞いてみたら、「違うよ!」って・・・。 ・・・?!


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